導入事例
選ばれる薬局になるための製品・ソリューション特集
-【case3】カノウ薬局様-
DrugstarLeadで、対人業務を強化!
処方箋の応需枚数が20%増加

将来は薬学の教員・研究者になりたいという
カノウ薬局
薬剤師
関根 美夢 先生
カノウ薬局は、対面型薬剤情報システム「DrugstarLead クラウド薬歴」を導入。薬歴作成作業の効率化を図るとともに、患者との良好なコミュニケーションを生み出し、かかりつけ薬局機能の充実に役立てている。
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課題・取り組み
・対人業務の強化
・在宅対応
・業務効率化
導入後のメリット
・変更点薬情を使うことで、患者さんとのコミュニケーションが円滑になり、より質の高い服薬指導につなげることができると感じている
・クラウド薬歴で、薬歴を持ち出せることで外出が難しくなってきた患者さんへの対応も容易にできるようになった
・業務効率化で処方箋応需枚数が20%増加した
患者の生活状況を把握し、最適な医療を提供
カノウ薬局は小田急線玉川学園前駅の駅前に立地する。2014年の開局当時から同駅の近くに店を構えていたが、数年前に、より利便性の高い現在地に移転した。町田駅からひとつ新宿駅寄りの同駅周辺は閑静な住宅街で、患者も周辺に居住している人がほとんどである。近隣に内科、皮膚科、整形外科、耳鼻
咽喉科のクリニックがあり、また駅前に立地することから広域の処方箋も持ち込まれるため、集中率は30~40%と低め。処方箋応需枚数は1,200~1,300枚/月、備蓄医薬品目数1,700~1,800種類、ジェネリック医薬品使用率は90%弱となっている。スタッフは常勤薬剤師2人、非常勤薬剤師4人、非常勤事務2人である。
同薬局を経営する有限会社カノウ薬局の取締役で薬剤師の鈴木淳氏は「服薬指導においては、患者さんの生活状況を把握するように心がけています。例えば、同じ後期高齢者でも第一線で働いている方もいれば、仕事を引退した方もいて、医療に対して期待することも違ってきます。私たちの役割は、地域に
根ざした医療の提供と考えており、一人ひとりの患者さんに適した指導をするように努めています」と話す。
カノウ薬局は在宅医療にも力を入れている。「長年通っていただいている患者さんのなかには、外出が難しくなってきた方もいますので、在宅への対応が不可欠です」と鈴木氏。玉川学園前駅周辺は、横浜市青葉区とも近いため、町田市の在宅医だけでなく、同区の在宅医とも連携している。

玉川学園前駅南口の目の前に位置するカノウ薬局。店内には、同店を利用する作家・森村誠一氏の著書が並ぶ本棚があり、地域の患者さんに貸出文庫として利用されている
業務効率化で処方箋応需枚数が20%増加
カノウ薬局は以前から電子薬歴を使用していたが、数年前に駅前に移転したタイミングで、東日本メディコム株式会社が提供する対面型薬剤情報システム「DrugstarLead クラウド薬歴」を導入した。
「駅前に移転した効果と、『DrugstarLead クラウド薬歴』により業務を効率化できたことで、処方箋応需枚数は約20%増えました」と鈴木氏は話す。
薬剤師として同薬局で働きながら大学院(博士課程)で学んでいる関根美夢氏は「DrugstarLead クラウド薬歴」について「患者さんに伝えるべき情報がテンプレートとして表示されるため、服薬指導の助けにもなり、薬歴記載も簡単です。
また、前回と今回の処方の違いもわかりやすく表示されるので、投薬時に画面を見るだけで、症状の変化について患者さんと会話するきっかけになり、より質の高い服薬指導につなげることができます」と語る。ちなみに、変更点は前回処方と今回処方を写真付きで見比べる形のわかりやすい帳票を発行できるので、患者は自宅に持ち帰って再確認したり、家族に見せたりしているという。

投薬ブースで薬歴を見る関根美夢氏
Primeでは、同じ患者画面を複数の端末で同時に開くことができるので、業務の中断もない
「DrugstarLead クラウド薬歴」は、PCだけでなくタブレットでも表示できる。タブレットの画面でアンケートを取り新患のヒアリングをしたり、画面を見せながら服薬指導したりできる。在宅に持ち出しての利用も可能だ。
さらにカノウ薬局では、ピッキング監査システムと電子薬歴「DrugstarPrime」を連携させて使い、ピッキング後の写真を薬歴に添付している。「薬を受け取っていない、数が違うといったクレームがあっても、冷静に対応できます」と鈴木氏は言う。このほか、同じ患者画面を複数の端末で同時に開くことができ、業務の中断がないのも利点とのこと。
「電子薬歴『DrugstarPrime』は、レセコンと連動していて、資格確認も画面でできるので、業務効率は格段にアップしました。
服薬期間中のフォローも対象患者さんをトリアージして、予定日にはリマインダーが実施をサポート、服薬情報提供文書も簡単に作成できます。電子処方箋にも対応するなど拡張性も高い。業務を効率化することで患者さんと丁寧に接し、かかりつけ薬局機能を充実したいと考える薬局では、導入検討の価値があるのではないか」と鈴木氏は話す。

「DrugstarLead クラウド薬歴」は、タブレットを使って患者さんに服薬指導することができる