導入事例_05_セルレア薬局様

DrugstarPrime2を活用し、処方提案!
タグ付け機能で安全な投薬にも貢献

総合病院の門前に位置するセルレア薬局

セルレア薬局では、電子薬歴「DrugstarPrime2」を活用しながら、主に総合病院の外来患者とその病院関連の多数の老人福祉施設に入居する患者の処方箋を応需している。
施設の看護師との情報交換や透析患者への対応などで、「DrugstarPrime2」ならではのきめ細かな機能が役立っている。

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・対人業務の強化
・在宅対応
・多職種連携
・業務効率化

・「一包化」「透析」などの分類タグを付ける機能は、安全な投薬への重要な役割を果たしている。
・薬剤師が薬歴記載の際に掲示板に書き込んだメモを、受付事務担当者も確認することができるので、「前回の欠品について謝罪」や「一包化が必要」といったメモを見て、受付事務担当者が患者に声をかける際に一言を添えるなどの、きめ細かな対応が可能となった
・病院からの電話対応をはじめとした業務の中断があった場合も、複数人同時操作機能により、途中からでも他の薬剤師が対応できるため、業務効率化につながったと感じている

多数の施設調剤にも対応

セルレア薬局の立地する茨城県稲敷郡美浦村は、霞ケ浦に面した自然豊かな土地。同薬局は2015年に開局したが、運営するセルレア株式会社の代表取締役である寒河江隆氏は、その経緯を次のように語る。

「茨城県内の別の薬局に勤務していた時、以前から懇意にしていた美浦村の総合病院の院長から、老人福祉施設を多数開設するので協力してもらえないかと相談をいただき、独立して門前での開局を決意しました」

その総合病院は現在、特別養護老人ホームや介護老人保健施設を10施設以上運営しており、セルレア薬局はその施設調剤を引き受けている。処方箋応需枚数は約2,500枚/月で、外来と施設が半数ずつだという。備蓄医薬品目数は約1,400品目、ジェネリック医薬品使用率は90%弱となっている。スタッフは常勤薬剤師3人、非常勤薬剤師2人、常勤事務5人である。

セルレア薬局では4台のパソコンで「DrugstarPrime2」を活用し、複数のスタッフによる同時操作・同時入力が可能な体制を整えている

急性期から長期療養が必要な患者までさまざまな患者がおり、人工透析に力を入れている病院でもあるため、細かな薬剤調整を必要とする患者も多い。

チームプレーに役立つ機能が満載

施設調剤が多いため、施設の看護師ときめ細かく連携しているのもセルレア薬局の特徴である。

セルレア株式会社代表 取締役の寒河江隆氏



「施設入居者の健康状態について、施設の看護師さんから日々、細かく情報を伝えてもらっています。例えば、嚥下状態が悪化したり、腎機能が􀯿下しているという連絡があれば、私たち薬局のほうで、推奨する薬剤の候補を複数挙げて医師に選択肢を提供する形で処方提案しています」(寒河江氏)

また、薬歴記載の画面下部に業務の進捗が表示されるようになっているが、受付、調剤、監査、薬歴確認など手順を追って表示され、どこまで業務が進んでいるのかが一目でわかる点も利便性が高いと指摘する。さらに、「一包化」「透析」といった分類タグを付ける機能も便利で、安全な投薬への重要な役割を果たしているという。

「透析患者さんが他科の診療を受けた場合、併用薬について薬剤師のチェックが非常に重要です。以前、勤務していた薬局では、こうしたツールがなく、副作用が出てしまった
ことがありました。透析患者さんとわかれば薬剤師は慎重になり、より安全な投薬につながります」(寒河江氏)

その際に力を発揮しているのが、東日本メディコム株式会社が提供する電子薬歴「DrugstarPrime2」である。薬歴の記録を利用し、添付文書などを参照しながら、医療機関ごとに作成できる雛形を活用し
て、簡単にトレーシングレポートを作成できる。

「外来患者さんの対応中に、施設の看護師さんから電話が入ったりすると、記載が途中でストップしてしまうことがあるのですが、『DrugstarPrime2』は複数の端末から同じ患者さんの薬歴を同時に閲覧・操作できるため、他の薬剤師が引き継いで対応することが可能で、効率的な業務に貢献しています」と同薬局薬局長の小松﨑真吾氏は話す。

セルレア薬局薬局長の小松﨑真吾氏

DrugstarPrimeは、職員がチームプレー対応できる機能が満載

一方、小松﨑氏は「継続服用が必要な薬や、吸入薬・糖尿病治療薬を投薬する場合などでは、指導箋を印刷して患者さんに渡しています。『DrugstarPrime2』はこうした薬剤を投薬する際に、画面上にポップアップで指導箋について知らせてくれるので、とても助かっています」と語る。

このほか、セルレア薬局では「DrugstarPrime2」を電子処方箋、オンライン資格確認に対応するレセプトコンピュータ「PharnesV-EX」と連動させており、薬剤師が薬歴記載の際に掲示板に書き込んだメモを受付事務担当者も確認することができる。
「前回の欠品について謝罪」や「一包化が必要」といったメモを見て、受付事務担当者が患者に声をかける際に一言を添えるなど、きめ細かな対応をしている。
また、自宅でもスマホで薬歴を見ることができる「クラウド薬歴 DrugstarLead」とも連携させており、緊急の問い合わせにも迅速に応じる体制も整えている。

 「『DrugstarPrime2』には、職員がチームプレーで対応できる機能が満載されており、使い勝手に優れていると思います」と寒河江氏は話す。

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有限会社飯島​ 代表取締役社長 薬剤師​​

飯島 裕也 先生